BLOG
Sharpen the saw-刃を研ぐ
7月のブログに「経営陣、マネジャー、一般社員、総動員で真剣勝負がもうすぐ始まる。いや既に始まっている。実力を蓄え、刃を研いでおかなければならない。」と書きました。スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」の第7の習慣「Sharpen the saw-刃を研ぐ」から啓発されました。今回はその中の挿話から始めてみましょう。
ある木こりの挿話
必死に木を切り倒そうとしている人に、「何をしているのですか」と聞きました。
その人は「見れば分かるだろう。木を切っているんだ。もう5時間もやっていて、疲労困憊だ。」と答えました。
「少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうですか。もっと仕事がはかどると思いますよ。」と声を掛けましたが、
「切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんてあるものか!」と切って捨てられてしまいました。
人材育成の意義
私たちクインテグラルのミッションは「Enabling People to Execute Global Strategy-そのグローバル戦略を、実現する人づくり―」とし、来るべき時に向けて、お客様である企業・団体の方々の「刃を研ぐ」お手伝いをしています。9月に入り、多くの企業・団体の人材育成担当者とミーティングを持ち、来年(来期)2021年の人材育成プランのお話しをスタートしています。売上・利益がコロナの影響で低迷したため、人材育成(研修含む)の予算を削減するお客様が中にはいらっしゃるようです。まさしく「刃を研ぐ」余裕が無いのでしょう。
そこで質問です。人材育成は「不要不急」なことなのでしょうか。「不要不急」とは、『広辞苑』では「どうしても必要というわけでもなく、急いでする必要もないこと」と定義しています。人材育成がそうであるのなら、私たちの会社、そして、人材育成を担当されている皆様のお仕事自体の意義が無くなってしまいます。そのことを私は経営者に問いたいと思います。人材育成はある意味、投資に例えられます。投資はリスクもありますが、投資しなければ、リターンはゼロです。ある意味、投資しないことはリスクだと考えられます。前述の木こりのように、これからもずっと長時間、切れないノコギリで木を切らなければなりません。
来年(来期)の人材育成を考えるポイント
勿論、これからも人材育成を変わらず継続するお客様も多くいらっしゃいます。その時に検討する際、次の観点で検討してみてください。
- ・予算を消化するために既存プログラムを当てはめるだけで良いでしょうか。
- ・今までの施策や研修を踏襲するだけで良いでしょうか。
- ・昨年、昨日まで必要だと考えられていたコンピテンシーはポストコロナの来年以降も通用するでしょうか。
今までの使い古した刃で木を切っていくことはできますか。答えは明白ですね。
「刃を研ぐ」ということ、つまり人材育成は、企業・団体の未来と存在に関わることです。今こそ、真剣に議論する時です。
マルティン・ルター
宗教改革で有名なマルティン・ルターは「今日はあまりにもすべきことが多いから、1時間ほど余分に祈りの時間を取らなければならない」と言いました。ルターはその1時間を不要不急で余計なものとは考えずに、むしろ、その1時間は必須と捉え、その方が近道だと考えたのです。先ずは、仕事をするためには祈りを通して力を蓄え、心を平安に保ち、自らを整える必要があったのです。ルターにとっては祈ることこそ、刃を研ぐことでした。
私たちクインテグラルは、皆様の刃を研ぐお手伝いをしたいと心より願っています。
お問い合わせ:https://www.quintegral.co.jp/contact/
全プログラム オンライン対応
AMAでは、豊富なプログラムをご用意しております。ビジネス経験豊かな講師のもと”他流試合”を通し、多くの気付きを得るお手伝いをいたします。全プログラムオンライン対応です。
プログラムラインナップはこちら
日本語実施の人気コースのご紹介
英語実施コースのご紹介(ネイティブ講師が担当します)
-
-
- EN【Live Online】Inclusive Leadership
- EN【Live Online】Leading Effective Virtual Meetings
- ENBusiness Presentation Skills in English
- ENManaging Chaos : Tools to Set Priorities and Make Decisions Under Pressure
- ENDeveloping Your Analytical Skills : How to Research and Present Information
- ENPreparing for Leadership
- ENLeading Disruptive Change and Innovation in English: Your Plan for Breakthrough Growth
- ENMindful Leadership - Cultivating Excellence from Within
-
デジタルラーニングサービス
インタラクティブなコミュニケーションを実現するライブセミナーや、個人のペースで進められるオンデマンドトレーニング等、多彩なオンラインツールを組み合わせ、人材育成のニーズや課題に応じたデジタルラーニングサービスを提供しております。 提供サービス- オンライントレーニング
- ウェビナー
- オンラインビジネスシミュレーション
- オンラインコーチング
- オンデマンドトレーニング
- その他(アセスメント/サーベイ)
詳細はこちら
AMAは、1923年にニューヨークで設立されたマネジメント研修の分野で世界を代表する国際教育研修機関です。世界において10万人以上の個人クライ アントと約1万社もの法人クライアントから高い評価を受けています。 グローバルナレッジマネジメントセンターは、2012年2月より、AMA (American Management Association)のサービスを国内で唯一提供する会社として設立され、2017年10月、アジアへのAMAサービス展開 に合わせ、社名をクインテグラル株式会社に変更いたしました。