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コーポレートラーニング|時代の変化に流されないスキルとは?
前回のBlogで、環境や、それに伴う時代の変化に応じて学び方も変化することをお伝えしました。今回は、これからのコーポレートラーニングを考える上で、変化の中でも変わらないスキルについて考察したいと思います。
参照:Blog:コーポレートラーニング|変わること、変わらないこと
変化の中でも変わらないビジネススキルは何だろう?
先日、マネージャーから「これからも変わらず必要なビジネススキルは何だと思いますか?」と聞かれ、真っ先に思いついたのはコミュニケーションスキルでした。続けて、「では、なんでコミュニケーションスキルはこれからも必要なのかな?」と質問されました。
コミュニケーションスキルは、どんな環境においても、避けて通れない重要なスキルの一つではあるとは思いつつも、なぜ?については、それ以上深く考えていなかったことに気づいたため、一度整理してみようと思います。
コミュニケーションスキルは変わらないビジネススキル
そもそも「コミュニケーション」は、自分から相手に正しく伝えたい、または相手の伝えたいことを正しく受け取りたい、という意思や意図から始まります。
自分の意見や感情のような“考え”や“思い”を相手に伝えるとき、また、獲得した“知識”や経験に基づく“知恵”などの情報やデータを伝えるとき、誰もがコミュニケーションをとろうとします。
ビジネスの現場においても、自分が立てた企画を職場で提案するとき、予算を確保するために交渉するとき、顧客にサービスを提案するとき等、あらゆる状況において、コミュニケーションが発生します。
一方、時代の変化や技術革新によって、伝える方法やスピードは変化していきます。ひと昔前までは、注文したい商品があった場合は分厚いカタログから選び、電話やFAXを使用して、判子を押した発注書を送信する必要がありました。今では、電話やFAXはPCやスマートフォンへ変わり、発注書はWebフォームやメールに変化しています。さらに直接対面して行っていた会議や商談は、今やZoomなどのオンラインミーティングに取って代わられるようになり、意思決定のスピードがより速くなりました。
時代によって「方法(ツール、手段)」は変化し、その余波として物事が進むスピードに変化が生じます。しかし、「伝える=コミュニケーション」は存在し続けています。もしかしたら、より正確で迅速なコミュニケーションをとるために、新しい技術を使った商品やサービスの開発が促進されてきたのかも知れません。コミュニケーションはビジネスの現場でも重要な役割を果たし、それを円滑に、また効果的に行うスキルは、これからも変わらずに必要とされるビジネススキルなのです。
コミュニケーションスキル以外で、変わらないビジネススキル
では、コミュニケーションスキル以外にも、変化に流されないビジネススキルはあるのでしょうか?
仮に、管理職の立場だった場合、メンバーをマネジメントする能力が必要です。適切なタイミングで有益なフィードバックを与えるスキルや、効果的なパフォーマンス管理を行えるスキル、さらにメンバーの強みを引き出し発揮させるためには、コーチングスキルも必要になります。チームで成果を作り出すためのコラボレーションスキルや、コストを管理する能力も求められます。また、物事を正しく判断する思考力や、新しいアイデアを生み出す発想力、課題を見つけ、解決する問題解決力などは、どのような立場であっても必要なスキルだと思います。
ビジネスの現場では、常に変化が生じます。
その変化に対応するための良いアイデアを持っていても、それを表現し、相手に伝えられなくては意味がありません。また、伝えられたとしても、実行することが出来なければスピード感を持って、変化に対応するのは難しいのではないでしょうか。
状況を鋭く察知し、対応するためにも、時代や環境に流されない基本的なビジネススキルをバランスよく継続して学ぶことは非常に大切です。個人個人の学び方の特性や学習するスキルによって、学ぶ方法や内容、習熟スピードは異なりますが、タイミングよく、練習と実践を繰り返す中で、確実にスキルは身についていきます。学びを促進するための、多彩なツールが次々と開発され、リリースされている今、人材育成計画を新しく構築する良いチャンスが到来しているのかも知れません。
クインテグラルは、100年近く続く人材育成機関であるAMAのプログラムを、日本やアジアの一部で展開してきました。長年にわたる世界で実証されたベストプラクティスの蓄積と、いち早く取り入れたデジタルラーニングを組み合わせ、皆さまにお届けしておりますので、人材育成の課題やご要望等、是非お気軽にご相談ください。
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