BLOG

オンラインでの効果的なコミュニケーションについて、改めて考える

オンラインでの効果的なコミュニケーションについて、改めて考える

2020年から始まった新型コロナウィルス感染拡大の影響で、多くのビジネスパーソンは、オンラインでのコミュニケーションの機会や在宅勤務で協働する機会が増えました。

オンラインコミュニケーションの難しさ
ウェブカメラやテレビ会議を利用しても、オンラインでのコミュニケーションは、対面型でのコミュニケーションとは決して同じにはなりません。

PLOS Oneの2015年1月の調査『Why Some Teams Are Smarter Than Others(なぜ一部のチームは他のチームより優秀なのか)』によると、高いパフォーマンスを発揮するチームには、次のことが非常に重要であることがわかりました。

  • コミュニケーションが活発であること
  • メンバーが同等程度にコミュニケーションに参加していること
  • 感情を読み取る高いスキルを持つこと

オンラインでのコミュニケーションの最大の課題の1つが、視覚的な手掛かりが非常に少ないことです。熱心に聞き入ることでのみ、声のトーンや話の間(ま)などに気づくことができます。そして、チームメンバーのことがよくわかってくると、メンバーの意図をよりよく解釈できます。

また、相手の言ったことに対する自分の反応は、言葉を使って表現する必要があります。例えば、「ありがとう」「わかった」「なるほど」などです。うなずきは、互いが見えない環境では当然気づかれず、テレビ会議でも見逃される可能性があります。

在宅勤務のメンバーがいるマネージャーに求められる基本的コミュニケーションスキル
在宅勤務が浸透したことによって、効果的にコミュニケーションを取るための課題も変わってきています。特に在宅勤務するメンバーを持つマネージャーにとって、効果的なコミュニケーションスキルがなければ、チームの目標を達成することは難しくなります。オンライン環境下でも、マネージャーはモチベーションの高い職場環境を作り、リーダーシップを発揮しなければなりません。

そのためには、マネージャーは、オンラインでのコミュニケーションを効果的に行うための努力と実践が必要です。

オンラインでのコミュニケーションには、多様なオンラインツールと適切なコミュニケーション方法を使いこなせなければなりません。電話、インスタントメッセージ、電子メール、ビデオ会議、または他の媒体を介してのコミュニケーションと同様に、どのようにコミュニケーションを取るかを考える必要があります。

効果的なコミュニケーションにするための基本的スキル
効果的にコミュニケーションをとるためには、次の4点に注意してみてください。

明確さ
あなたのコミュニケーションは具体的で明瞭に説明できていますか。発言が不明瞭な場合、その正確性を判断できず、疑問と共に受け手が置き去りにされる可能性があります。
正確さ
発言は事実ですか。もしそれが意見や思い込みであれば、そのようなレッテルを貼っていませんか。
網羅性
必要な情報はすべて伝えられていますか。問題の感情的な要素だけでなく、タスクも伝えられていますか。
適時性
受信したメッセージを理解し、返事をする時間は考慮できていますか。

オンライン下でのコミュニケーションスキルを強化する研修コース
クインテグラルでは、オンライン下でのコミュニケーションスキルを強化し、在宅勤務のメンバーと協働するマネージャー向けの研修コースを提供しています。

これらのコースを担当する講師が、在宅勤務のメンバーと協働するうえでの効果的な仕事方法や、オンラインコミュニケーションに関して紹介するイベントを2022年7月に開催しました。イベントの録画を公開しています。ぜひ、ご覧ください。

【録画公開】リモートワークに役立つ仕事術やオンラインプレゼンのコツ

 

本ブログでご紹介した内容の詳細は、以下までお問い合わせください。
お問い合わせ:https://www.quintegral.co.jp/contact/

 

筆者紹介
加藤洋平(Yohei Kato)
クインテグラル株式会社 取締役副社長

クインテグラルの前身であるAMAの日本支社に2008年に参加し、組織開発、グローバル人材育成、次世代リーダー育成、などさまざまな学習理論に基づき幅広いソリューションを構築、提供している。人の可能性を最大限開花させるお手伝いをすることをミッションとし、日々の業務と継続的な学習をおこなう。

 


全プログラム オンライン対応

クインテグラルでは、豊富なプログラムを数多くご用意しております。ビジネス経験豊かな講師のもと、みなさまのビジネスを更に加速させるお手伝いをいたします。すべてオンラインでの対応も可能なため、環境に応じた実施方法をご選択いただけます。

プログラムラインナップはこちら

 

デジタルラーニングサービス

インタラクティブなコミュニケーションを実現するライブセミナーや、個人のペースで進められるオンデマンドトレーニング等、多彩なオンラインツールを組み合わせ、人材育成のニーズや課題に応じたデジタルラーニングサービスを提供しております。

提供サービス

  • オンライントレーニング
  • ウェビナー
  • オンラインビジネスシミュレーション
  • オンラインコーチング
  • オンデマンドトレーニング
  • その他(アセスメント/サーベイ)

各サービスの詳細はこちら

クインテグラルで実施したデジタルラーニングの実績について、一部ご紹介しております。
各事例については、こちらからご覧ください。

 


AMAは、1923年にニューヨークで設立されたマネジメント研修の分野で世界を代表する国際教育研修機関です。世界において10万人以上の個人クライ アントと約1万社もの法人クライアントから高い評価を受けています。 グローバルナレッジマネジメントセンターは、2012年2月より、AMA (American Management Association)のサービスを国内で唯一提供する会社として設立され、2017年10月、アジアへのAMAサービス展開 に合わせ、社名をクインテグラル株式会社に変更いたしました。


一覧ページへ

お問い合わせ・資料請求はこちら

月曜日 ~ 金曜日 9:00~17:30

休業日:土曜日・日曜日、 国民の祝日、年末年始休日 (12/29~1/4)