Citic Prudential

中期的に自社ならではのマネジメント・リーダーシップ研修を構築し内製化していく

  • 中国
  • マネジメント
  • 管理職

導入の背景

Citic Prudential Life Insurance Co., LtdはCITICグループとプルデンシャルグループによって2000年10月、中英のジョイントベンチャーで設立された保険会社であり、中国の32都市 に支社を開設、13,000人を超える従業員がいます。 2008年、中国国内の保険会社の増加によって、市場競争が激化する中、Citic Prudentialは持続的成長と今後4~5年内に売上げ30%~50%の増加という目標を立てました。 そのゴールを達成するために、向こう2年間でミドルマネジメントおよびシニアマネジメント向けの人材育成体系を構築する計画を立てました。個人のウィークポイントを克服し、長所を強化する、会社の新たな成長戦略に求められる人材の育成を図ります。

こうした理由から、以下の条件を満たす研修会社をCitic Prudentialは探していました。

  1. 2年に亘る体系的なリーダーシッププログラムを自社のために開発できるベンダー。ただし、リーダーシッププログラムはCitic Prudentialの企業文化やビジネス状況、さらにはCitic Prudentialのマネジャーとして求められる要件を含んだ内容であること。
  2. プログラムのファシリテーションをCitic Prudentialの企業内トレーナーに引き継げること。

AMA Chinaは2006年以来、Citic Prudentialに何本ものコースを提供してきました。2008年までに約130セッション以上、3,000人以上の受講者を排出。こうした過去の実 績もあって、本プロジェクト実施前からAMAへの依頼を決めていたと言います。

提供したソリューション

AMA Chinaでは以下のステップにもとづいて、お客様のニーズを満たすためのヒアリングを実施しました。

  1. 上級マネジメント、ミドルマネジメント職の両方に研修ニーズを確認する。これがプログラムデザインの基本となる。
  2. ヒアリングした内容、企業の戦略、開発すべきコンピテンシーをもとにプログラムのフレームワークをデザインする。その後、顧客とのコミュニ ケーションを通して内容を調整。調整段階では、研修参加予定者にもインタビューを実施し、Citic Prudentialの現状もプログラムに含めて行く。研修が参加者にとってより馴染みやすい内容となるよう、工夫する。
  3. プログラムに対する参加者の理解と注目を集めるために、参加者に向けた社内用の研修紹介資料をデザイン、提供する。
  4. 研修終了後、一部のミドルマネジメント層に向けてトレーナートレーニングを実施。研修に参加できなかったミドルマネジメント、およびポテンシャル社員に向けて、社内トレーナーが研修を実施できるようにする。
  5. トレーナートレーニングでは、トレーナーガイドも提供。社内トレーナーと研修の内容、プロセス、進行方法を共通する。

Citic Prudential

結果

2009年から2010年にかけてCitic Prudentialは11セッション、300名ほどの参加者に、このリーダーシップ研修を実施しました。

参加者の声:

「この研修を受けたことによって、他の人とどのようにコミュニケーションを図れば良いかがよくわかった。チームの中でのチームメイト同士のコ ミュニケーションだけでなく、チーム同士のコミュニケーション、チームリーダーとチームメンバーとのコミュニケーション方法について理解をすることができ ました。」

「研修は活気にあふれており、様々な実習が含まれていました。リラックスした雰囲気の中でプロフェッショナルとしての知識を得ることができたと思います。」

「このコースで習得する内容は、日々の実務にそのまま適用することができ、実務と非常に関連しているところが良いと思いました。」

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