フィードバック向上研修 カスタマイズ3例

マネージャーのフィードバック力向上

  • フィードバック
  • 管理職

サマリー

マネージャーは、部下の成長を通じて成果を出していかなければなりません。特に、部下へのフィードバックは、部下の成長やモチベーションに必要不可欠なものです。顧客企業3社の「マネージャーのフィードバック向上」という課題に対して、各社の要望に合わせて異なる3つのタイプの研修を提供しました。その結果、1on1 (個人面談) の実施率向上、チームミーティングでの部下の満足度向上などの成果が出ています

各社の課題

1on1の浸透で、マネージャーは部下の成長やモチベーションに深く関わるようになっています。また、業績向上のためには、マネージャーはチームの目標達成を支援していかなければなりません。このような状況の中、顧客企業3社から以下のような課題をお聞きしました。

  • マネージャーが、「良かった」などのように抽象的なフィードバックしかできていない
  • 部下は、マネージャーから前向きで建設的なフィードバックを得ることができていないと感じている
  • マネージャーは、年上部下に遠慮してフィードバックができない
  • チームミーティングで、マネージャーが成果につながる適切なフィードバックができていない

各社に提供したフィードバック向上研修

顧客企業3社に対して、各企業の要望に合わせて次の研修を提供しました。

企業 研修形態 対象者 概要
A社 集合研修 マネージャー フィードバック研修の実施。
B社 個別指導 マネージャー 受講者と講師がロールプレイを行い、個別に指導。
現場での実践を経て、再度ロールプレイの実施後、個別評価。
C社 集合研修
+
個別指導
マネージャー 問題解決に焦点を当てたフィードバック研修の実施。
講師が実際のミーティングの様子を見て、個別に指導。
再度、ミーティングを見て個別評価。

集合研修 A社の例

A社では、多くのマネージャーは傾聴や共感のスキルはすでにもっています。部下からは、「話は聞いてくれるが、建設的なフィードバックがない」という声が上がっていました。そこで、フィードバックに焦点をあてた研修を実施しました。日本語を母国語としない社員に対しては、英語で提供しました。研修実施後、1on1の実施率や部下の満足度が向上しました。

研修概要

フィードバック力向上研修
期間:3時間
目的:

  • 2種類のフィードバック(強化と行動変容)の頻度を高める
  • フィードバックの影響力を高める

内容:

  1. フィードバックカルチャーを育む
    ◦2種類のフィードバック(強化と行動変容)の頻度を高める
  2. フィードバックの影響力を高める
    ◦効果的なコミュニケーション
    ◦コンフリクトマネジメント
  3. まとめとアクションプラン

個別指導研修 B社の例

B社の某部門では技術職や研究職の人が多いため、論理的なフィードバックが求められていました。また、多くのマネージャーが年上の部下をもち、部下に対して遠慮してフィードバックがしにくいという声も挙がっていました。各個人によって抱えている課題が異なるため、個別指導型の研修を提供しました。

本研修の評価が高く、部門研修から全社展開となりました。全社での実施となると、対象マネージャーが数百名規模です。研修部門の業務負荷を下げるため、ロールプレイの日程調整など事務局業務をクインテグラルが担当しました。

研修概要

  1. ロールプレイ1回目 30分間/1人
    ◦講師が部下役となり、シナリオを使って1on1のロールプレイを実施
    ◦講師より振り返り
    ◦終了後、講師より各人のレポート提出
  2. 職場での実践 2~3カ月
  3. 部下からのフィードバック
  4. ロールプレイ2回目 30分間/1人
    ◦部下からのフィードバックとレポートの振り返り
    ◦講師が部下役となり、シナリオを使って1on1のロールプレイを実施
    ◦講師より振り返り
    ◦終了後、講師より各人のレポート提出

集合研修+個別指導研修 C社の例

C社は、サービスの品質改善をはかり、利益率と顧客満足度向上が喫緊の課題です。社員一人一人の課題解決力を向上させるためには、マネージャーが、部下に対してどれだけ的確にフィードバックできるかどうかが鍵と考えられました。チームミーティングの場では、マネージャーはロジカルで戦略的なフィードバックが求められます。的確にフィードバックができるよう問題解決力やロジカルシンキングに焦点をあてて集合研修を実施しました。

各マネージャーの実践力を養うため、講師が実際のチームミーティングでのマネージャーのフィードバックの様子を評価し、個別指導を行いました。マネージャーは、各個人の課題を把握した上で、現場で実践を積みます。再度、チームミーティングの様子を講師が評価しました。

研修概要

  1. 集合研修 3時間
    問題解決力
    ロジカルシンキング
    フィードバックの仕方
  2. 実際のミーティング (1回目) での評価
    ◦実際のチームミーティングの録画を講師が評価し、個別レポートを提出
  3. 講師から個別に助言 30分間/1人
    ◦改善点などの助言
  4. 現場での実践 1~2カ月
  5. 実際のミーティング (2回目) での評価
    ◦実際のチームミーティングの録画を講師が評価し、改善された点やその他課題についての個別レポートを提出

クインテグラルの強み

クインテグラルでは、企業ニーズに合わせて研修をカスタマイズして提供します。研修内容、研修設計、言語対応など、専門のコンサルタントが研修の企画、実施、評価、フォローまでを支援します。

詳細は以下よりお問い合わせください。
https://www.quintegral.co.jp/contact/

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