ノキア
本社開発プログラムをローカライズし、フォローアップコーチングで習得内容の浸透を図る
- コーポレートマネジメントプログラム
- 管理職
導入の背景
ノキアは1965年に設立された世界最大の通信機器メーカーです。
25年前に中国市場に進出以来、ノキアは中国市場を多くの可能性を秘めた巨大市場として認識し、現地人材を育成することの重要性を認識していました。
今回ノキア(中国)は、新任マネージャーとなる人材に対して、本社のプログラムを実施しました。国際的なビジネススクールで開発され、英語で実施される内容です。
このプログラムの目的は、新任マネジャーがこれまでの役割から転換を計り、マネジャーとしての役割を明確に認識してマネジメントとリーダーシップコンピテンシーを向上することにありました。
ノキア(中国)では、このプログラムを請け負うだけでなく、フォローアップコーチングを実施できるトレーニング会社を探していました。
ベンダーとして選定される上での決定要因として、言語的な問題はもとより、受講者が現場で抱える問題を解決できる内容であること、つまり、研修で習得した内容を実務に活用できることに焦点が置かれました。
マネジメント研修とフォローアップコーチングの分野で豊富な経験と実績、さらに最先端のグローバル知識をローカライズできるという高い専門性から、ノキアはAMA(中国)をパートナーとして選択しました。
提供したソリューション
- ノキア本社の戦略、中国ノキアにおける課題の実施状況、さらには研修参加者が新たにマネジャーのポジションに就いたときに挑戦して欲しい会社側の意図を理解するために、ノキア(中国)HRマネジャーと研修参加者との間のインタビューを指揮する。
- ノキア本社プログラムの主要なエッセンスを理解し、AMAのナレッジシステムや講師の経験をもとに、中国における研修参加者が現実に直面している状況や学習慣習に合わせて内容を連携させる。
- 学習内容をより効果的にするために研修後にフォローアップコーチングを実施。参加者は3ヶ月におよぶフォローアップコーチングの間、いくつか のグループに分けられ、各グループとも講師と半日のセッションをひと月に1回持ち、直面する課題や問題について話し合う機会をテレカンファレンスにて実施 します。
- フォローアップコーチングでは、研修内で習ったことを練習するだけでなく、研修参加者同士が助け合い、お互いに見えていない点を指摘し合いな がら、課題解決をしていきます。コーチングを通して参加者が視野を広げ、大局的に物事を見られるように、講師が導いていきます。時には講師の経験談を共有 したり、質問に答えたりしながら、参加者の実務にもっとも活用できる答えを見つけられるように手助けをしていきます。
Result 結果
2007年の終わりから2008年にかけて、10セッションを実施。2009年には8セッションを実施。HRマネジャーはもちろん、参加者からも高い満足を得ています。
参加者からの感想。
- 「研修は非常に実践的で、講師も経験が豊富。仕事の参考になるインスピレーションをたくさん提供してくれます。」
- 「フォローアップコーチングが非常によい。研修で学んだけれど実践で実施できていなかったマネジメント知識を実際に確かめることができました。」
- 「この研修のアプローチは非常によいと思います。質問したり回答することで、自分自身見えていなかった点をお互いに指摘することができます。」
- 「フォローアップコーチングを終えたら、プログラムを十二分に消化できたように感じました。」
※ このソリューションは、AMA中国が提供したものです。
※ 本事例に関するお問い合わせは下記までご連絡ください。