なぜ、コンピテンシーが今、重要なのか?
採用した人材の能力を見極めた上で、適切な職務に配置する。
旧来の日本企業は様々な分野に精通した能力を持つ人材の育成に務めてきました。
今日のようにビジネス環境が複雑化、市場競争が激化する中では、
社員はもはやゼネラリストではなく、その分野でのスペシャリストとしての能力を備えなければ、
企業は自社の戦略を遂行し、目標達成が困難となってきました。
各部署(ライン)、各職務で求められる人材・能力が何であるのかは、その部署の担当でないと本来、なかなか見えてきません。
その判断はラインを管轄するマネジャーだからこそできるものなのです。
ラインマネジャーは、部署内の目標を達成することに責任があるだけでなく、その目標を達成するためにどういった人材が必要で、どういった能力(コンピテンシー)開発を要するのかを見極め、プランを作成する立場にあるのです。
求められる職務に必要な能力(コンピテンシー)を開発・育成することが重要
さらに、各職務に必要な能力(コンピテンシー)は、その企業戦略によって変わるだけでなく、個人が備える能力の有無によっても開発・育成プランは変化します。
しかるべき人材が戦略を遂行し、目標達成するためには、社員ひとりひとりの役割に即した能力開発・育成プランが必要なのです。このように能力開発の課題を個人が明確にし、ラインマネジャーが責任を持つことによって、適所適材に配置された人材の能力を効率的・効果的に活用できると私たちは考えます。
私たちが提供するコンピテンシーアセスメントは効率のよい実務に即した能力開発を実現することができる
これまで多くの場合、コンピテンシーは人事評価のツールとして認識されてきました。
私たちが提供するコンピテンシーアセスメントは、すべてのコンピテンシーにおいて求められる"行動"を職位別に定義しています。
これによって社員は、自身の強み/弱みを知るだけでなく、伸ばすべき能力に対する行動目標を具体的に立てることができるのです。